9月8日(土)、埼玉平成中学・高等学校の第35回せいりゅう祭(文化祭)2日目の11時から、
本校初めての「科学プレゼンテーション」が実施されました。これは、7月7日(土)に希望する生徒54人が、
我が国の最先端科学が展示されている「日本科学未来館」を訪問しましたが、
その中から興味のある(すごいと感動した)事項を調べ、まとめたものをパワーポイントで作成し、
お客様の前で報告するというものです。
夏休み中には、中部大学教授の井上 徳之氏から「プレゼンテーション」の方法について2回講義を受けましたが、
それぞれ発表者が独自の発想と工夫を加えてシートを作成しました。
会場の入り口風景です
会場内のお客様の様子です
プレゼンテーションのプログラムです
たくさんのお客様が熱心にお聞きになりました
司会の高校2年・宮岡君の口上で始まりました
トップバッターは高校2年の比留間君です。
人型ロボットAsimoや宇宙ステーションでの
トイレの使用法などについて調べたこと
を発表しました。
続いて高校2年の出﨑さんは、
「地球シュミレータ」(世界最速のスーパーコンピュータ)
について調べ、地球温暖化問題や地球内部の変動についても
触れました。
3人目は高校2年・識名さんです。
「脳と記憶」について調べ、パソコンではまだ出来ない
「空気を読む」などの脳の働きはニューロンという
神経細胞が大きな役割を担っているとのことでした。
4人目は、中等部3年・久保木さんで、
テーマは「地球温暖化」でした。
温暖化の仕組みを調べ、日ごろの心がけが大事だと
強調していました。
5人目は、中等部3年・原口さんで、
テーマは「医療ロボット」でした。
人間はミスをするが、ロボットは正確に手術をすることが
できる、そうしたメリットについて触れていました。
6人目は、中等部3年・岸本君で、
テーマは「素粒子と加速器」でした。
素粒子を調べることで宇宙の起源を知ることが出来ると、
目を輝かせて未来に期待を寄せていました。
最後の石田さんは、「スーパーカミオカンデ」について
調べたことをプレゼンテーションしました。
素粒子の一つである「ニュートリノ」を捉えるための
装置であること、どのように観測をするかなどについて
発表しました。
最後に、司会者から指名され、プレゼンターの代表として比留間君から、
今回の学習の評価とお聞きくださったお客様へのお礼が述べられ、
文化祭に相応しい充実した時間が終了しました。
発表した生徒の皆さんは興味や関心のあることについて調べ、パワーポイントにまとめ、
たくさんのお客様の前でプレゼンテーションする機会を得て、
無事終えることができた安堵と自信に満ちた表情が印象的でした。