お知らせ

ボランティア学習のご報告

13年12月21日

今年度のボランティア学習が終了しました。
学習(体験)内容は3学年それぞれ異なります。1年生は学校内での学び、2・3年生は、地元毛呂山町内の福祉施設を訪問させていただいての学習となります。
学年を経るごとに内容を深めるので、3ヵ年を通してボランティアの精神、福祉に関する知識や理解を自然と身に付けていくことができます。どの学年も、有意義な学びの時間となりました。以下に各学年の学習内容をご紹介します。

1年生 ボランティア講話・車イス体験(自走・介助)・アイマスクによる視覚障がい体験

1年生は、毛呂山町社会福祉協議会の方をお招きしてのボランティア学習です。今年は、「ボランティアとは」というお話を聞きました。

次に、体育館へ移動しての車いす体験を行いました。車いす体験では、「自走」と「介助」の双方を全員が体験します。車いすに乗るのは初めての生徒が多く、 はじめは戸惑う場面も見られました。車いすに乗っている方がど う感じるか、どのような手助けをすれば心地よく乗ってもらえるか・・・など、生徒たち自身で考えることができたようです。また、アイマスクによる視覚障がい体験ではアイマスクをしなまま歩いたり、硬貨を見分けたり、ペットボトルの水を紙コップに注いだりと色々な体験を行いました。一人で歩くときと介助者がいるときの違いや、手の感覚で色々なことができることが分かりました。

2年生 特別養護老人ホーム 「悠久園」

2年生は、特別養護老人ホーム・悠久園を訪問し、車いす清掃など様々な体験をさせていただきました。利用者の方との懇談では、お話をしたり、「しゃぼん玉」などの童謡を詠ったりといった交流の時間をいただきました。
普段、身近におじいちゃんやおばあちゃんがいない生徒たちには、「何て話しかけたらいいのかな…」と、少し緊張した様子も伺えましたが、利用者の笑顔に助けられ、自然と交流していました。

3年生 障害者支援施設 「第2光風寮・第3光風寮」

3年生は、町内にある育心会を訪問させていただきました。
施設内を見学させていただいたほか、職員の方から施設の概要や、福祉の現場,ノーマライゼーションについてなどのお話を聞かせていただきました。
3年生は現在、高等部進学を控え、中学校3年間のまとめの時期を過ごしています。3年間を通して体系的に学んできたこの「ボランティア学習」など、本校の建学の精神 “為すことによって学ぶ” に則った様々な行事を体験してきた3年生の多くが、自らの将来についてその方向性がまとまってきているようです。

毎年ご協力いただいている毛呂山町社会福祉協議会の皆さま、育心会の皆さま、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。


 
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