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埼玉平成中学校 入試広報部ニュース
No.78
平成22年12月18日発行
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こんにちは。埼玉平成中学校入試広報部です。埼玉平成中学校では、本校生徒の活躍や学校の様子を、できるだけわかりやすく、受験を考えている御家庭にお届けするために、このようなニュース形式で情報発信しています。
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今回の入試広報部ニュースは、「教員によるリレーコラム第24・25回」、数学科の折田圭一先生、英語科の酒井美穂先生です。
それではどうぞ。
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上田先生からバトンを受け取りました。
今年の4月から埼玉平成中学校でお世話になっている、数学科の折田です。
授業は中学校1年生から3年生と、一貫類型の高校1年生と2年生を担当しています。
まずは簡単に自己紹介をしておきたいと思います。
私は埼玉生まれ、埼玉育ちの生粋の埼玉人です(大学の4年間だけは千葉で1人暮らしでしたけど)。
好きなものはサッカーと推理小説です。時々サッカー部に参加させてもらっています。観戦するのも好きですが、やっぱり自分でプレーするのが良いですね。
推理小説でお勧めはアガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」です。何度読み返したことか…。
また、私は無類のコーヒー好きでもあります。最近は忙しいのでほとんどインスタントばかりですが、時間があるときはミルで豆を挽いてコーヒーを淹れています。少し面倒ですが、粉で買うよりも自分で挽いた方が味も香りも格別になりますので、是非お試し下さい。
さて、最近の数学教育の話題から1つだけお話してみたいと思います。
皆さんは「PISA」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは「Programme for International Student Assessment(生徒の学習到達度調査)」の略で、OECD(経済協力開発機構)が実施している、国際的な学力調査です。最近ニュースで取り上げられましたので、ご存じの方もいるかと思います。
この調査の中に、「数学的リテラシー」という試験があります。「リテラシー(literacy)」とは本来、読み書き能力のことを意味する言葉ですが、最近では“活用力”として訳されることが多く、数学教育において最も注目されている言葉の1つです。
「数学的リテラシー」の試験では、計算して答えを出すだけでなく、何故そのように考えるのか?計算した結果をどのように利用するのか?が問われます。このような問題を日本の生徒は苦手としており、国際的な順位が下がり続け、学力低下論争が起こる1つのきっかけになったわけです。
このような現状を克服するために、私は授業の中で「なぜそう考えるのですか?」ということを生徒によく問いかけるようにしています。この問いに答えるためには、自分が考えてきたことを振り返り、考えを整理して、相手にわかりやすく説明しなければなりません。嫌がる生徒も少しいますが、このようなことの積み重ねによって生徒の考える力が身についていくものと考えています。
私も他の先生方と同じで、教員になることが小学生の頃からの夢でした。授業中や休み時間、放課後などで生徒と関わっていく中で、生徒たちの成長を目にすることができていることは、この上ない喜びであり、幸せなことであると思っています。
私も生徒に負けないように、教員として、人として成長し続けるために全力を尽くしていきます。
次は英語科の酒井先生にバトンをお渡しします。酒井先生、よろしくお願いします。
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折田先生からバトンを受け取りました、【英語科】の酒井美穂です。
昨年に引き続き、ここ埼玉平成中学校にてお世話になっております。
中学校では、期末考査が終わり、生徒たちもすっかり冬休みモード?に入っています。
私が担当している学年は、2年生と3年生です。また英会話の授業では、ネイティブの先生のサポートとして1年生を担当しています。
以前のコラムでもお話ししたかもしれませんが、私が英語の先生になりたいと思ったのは中学生の時でした。初めて英語にふれ、英語を話す楽しさや母国語以外の言語に興味をおぼえました。そして、それを多くの子供たちに広め、楽しさを知ってもらいたいと思ったのがきっかけでした。先生となった今、生徒たちに英語の楽しさや英語への関心を高めるためにどうしたら良いか、日々模索しています。それには授業準備はもちろんのこと私自身、英語の勉強を欠かすことなくしています。以前は、主に文法や英単語を勉強していましたが、最近では、ちょっと面白い英語のフレーズを勉強しています。せっかくなので、いくつか紹介したいと思います。
突然ですが、ここで問題です。
“A piece of cake !”
この英語を日本語にすると一体どういう意味になるでしょうか?
正解は、『楽勝だよ。』という意味です。直訳すると、“ケーキ1切れ”ですが、ケーキを1切れ切ることと同じくらい簡単という意味で、『楽勝だよ。』をA piece of cake!と言います。他にも“Give me a break.”は直訳すると、“休みをちょうだい”ですが、休みがほしいのに休ませてくれないという意味で、『勘弁してよ』と言います。さらに、“I’ll cross my fingers”は直訳すると、“私は指をクロスさせるでしょう”ですが、『うまくいくといいね。』という意味で使います。アメリカ人は、指で小さな十字架を作って、神頼みという意味で、人さし指に中指をクロスさせながらこのフレーズを言うようです。
このように英語には色々な意味のフレーズがあり、使われています。私は、このフレーズを勉強していて、さらに英語が好きになりました。英語を直訳するのではなく、どういう意味なのかを考えるのもまた楽しさの一つです。授業にプラス、機会があったら生徒たちにも教え、こんな楽しさや表現もあるということも伝えていけたらいいなと思います。それにはまだまだ勉強が必要ですが、少しでも生徒たちの成長に貢献できるよう、今後も分かりやすく、楽しい授業を展開できるよう頑張ります。
次は、事務の佐藤先生にバトンをお渡しします。佐藤先生よろしくお願いします。
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学校は期末考査が終わりましたが、ボランティア学習とそれに関する事後学習、そして生徒によっては再試験、さらに面談と、なかなか気を抜けない日々が続いているのですが、酒井先生の文中に「生徒は冬休みモードである…」という記述があります(=_=)。
先生によって感じ方が違うのかもしれませんね。そういうことにしておいてください(汗)。