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埼玉平成中学校 入試広報部ニュース
No.77
平成22年12月10日発行
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こんにちは。埼玉平成中学校入試広報部です。埼玉平成中学校では、本校生徒の活躍や学校の様子を、できるだけわかりやすく、受験を考えている御家庭にお届けするために、このようなニュース形式で情報発信しています。
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ご無沙汰しています。12月に入ってから嵐のような忙しさ、なかなかこの入試広報部ニュースを書く時間がとれませんでした。その間にもお願いしてあるリレーコラムの原稿があがってきており、少々たまってしまいました。
今回の入試広報部ニュースは、「教員によるリレーコラム第21・22・23回」、3人の先生を続けてお届けします。社会の関口俊洋先生、技術家庭の村田真澄先生、そして理科の上田仁美先生です。
それではどうぞ。
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バトンを受け取りました社会科の関口です。
中学校の授業としては2年生の歴史を担当していますが、高等部に所属し、中高一貫の2年生(10期生です)の担任をしています。せっかくの機会ですから、「高校2年生の今」をちょっとお話ししましょう。
今、高校3年生は大学受験直前。じゃあ、2年生は・・・? 私たち教員は、高校2年生の秋に「受験生」になってもらうことに力を尽しています。各種データや1期生以来の経験によって、この時期が、ランクを落とさず「行きたい大学」へまっすぐ向かっていける最後のチャンスだと考えているからです。もちろん、受験勉強を始めるのは早ければ早いほど良いというのは、間違いのないことです。ですが、現実にはなかなかそうは行かないわけで、これはモチベーションが主な問題でしょう。
高校2年生は10月にアメリカ西海岸への修学旅行に行ってきました。だいぶ楽しかったようですし、いろいろな刺激をも受けて帰ってきたようです。そして、その後に彼らの意識も少しずつ変わってきました。面談を行っても、勉強法などを深い所まで聞いて役立ててやろう!という気持ちが伝わってきましたし、頻繁に行われる各教科の小テストでも1点でも多く!という取り組みが見えてきたのです。
彼らの大学受験までは、あと1年。どれだけ面白い結果を出してくれるのか・・・。担任としては、ちょっと楽しみになってきました。
受験勉強が楽しくてしかたがない、という人はそんなにいません。ですが、目標を見すえてそれに向かっていく、という意識が持てたとき、受験勉強にも充実感を持って取り組むことができます!・・・って、中高一貫の卒業生は言っていましたよ。
次回は村田真澄先生です。
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関口先生からバトンを受け取りました、家庭科の村田です。
今年の4月から、埼玉平成中学校でお世話になっています。
日々、生徒と授業や休み時間等で関わる中で、生徒から学ぶことや考えさせられることが多く、とても良い刺激を受けています。そんな毎日の中で、改めて大切にしたいと思っていることについて、大学生活を振り返りながら書かせて頂きたいと思います。
私は、大学では被服を専攻していました。和服製作のゼミに所属し、訪問着や帯を製作しました。製作した着物を自分で着付けをして文化祭等でファッションショーを行うなど、とても貴重な経験をすることができました。慣れない手縫いでも友人と助け合いながら製作した着物は一生の宝物です。
そんな大学の4年間で幼い頃からの夢であった教員になるために教職課程を取得したのですが、取れるなら・・という軽い気持ちで、もうひとつ資格を取得しました。
「いりょう かんりし」
みなさんは、どのような漢字をあてはめますか?
正解は『衣料管理士』です。
繊維製品の多様化や特殊化、高級化の傾向が進む中、消費者のニーズも多様になってきました。そこで、繊維製品について企業と消費者のパイプ役を果たす役割が必要になっています。生産や流通、消費の接点に立って、より良い衣生活を実現する、これが衣料管理士です。・・・という説明をされても、私はいまひとつピンときませんでしたが、衣料管理士に必要な分野を学ぶことになりました。
講義や実験だけでなく繊維製品の試験機関で実習をさせて頂き、実際に衣料管理士の仕事を体験することができ、繊維についての知識を身に付けるだけでなく、繊維に興味を持つきっかけとなりました。しかし、私は最後まで衣料管理士という資格についてしっかりと理解することなく資格を取得しました。
教員になりたいと思って取得をめざした教員資格と違い、なんとなく取得をめざした衣料管理士の資格。
現在、私は教員となり、今後衣料管理士の資格が必要になることはないでしょうが、この資格を取らなかったらこれからずっと知らなかったこともたくさんあったと思いますし、被服という分野に面白みを見いだすことはできなかったように感じます。また、衣料管理士を取得するために学んだことは、授業はもちろん、毎日の洗濯や衣料品の買い物など日常生活でも私の生活にとても役立っています。
遠回りだと思うことやいらないと思うこと、今までも、これからもたくさんあると思います。しかし、遠回りしなければ見つけることができないことや知ることのできないことがたくさんあるのだなと改めて感じています。
これからも自ら学んでいく姿勢と好奇心を忘れずに、日々努力していきたいと思います。また、私に『家庭科』という分野を好きになるきっかけを与えてくれたこの大学の4年間に感謝し、生徒たちにも家庭科という生活に身近な教科の大切さや面白さを伝えていけたらと思います。
それでは次に、上田先生にバトンをお渡しします。上田先生、よろしくお願いします。
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村田先生からバトンを受け取った上田です。私は、中学1年生と3年生の理科を担当しています。
11月下旬、3年生の授業は酸化銅の還元の内容で、再び化学式や化学反応式が出できました。2年生のとき勉強したのですが、忘れてしまっているのか困惑していました。授業を進めるにつれて思い出してきたようでしたが、復習が必要だなと感じていました。酸化銅の還元の内容がすべて終わった後、原子の記号(元素記号)の復習をしました。そのときの授業のことです。
原子番号1の水素から20のカルシウムまで、プリントの表に原子の記号を書いてもらいました。なかなか手が進まないようだったので、教科書に載っている表を見ながら書いてよいことにすると、急いで教科書を開き、まだ習っていない原子の記号も写し始めました。写し終えた後、覚え方を教えました。
水 兵 リー ベー ぼ く の 船 なー 間が ある シッ プ ス くる ある か
H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca
覚え方の説明をしているとき生徒は興味深深に聞き、さらに覚え方の完成度に感心していました。高校の化学で習うことですが、生徒が楽しそうにしていて、この授業をして良かったと嬉しくなりました。「生徒が興味をもてる授業にすると、生徒自ら勉強する態度になる」と教えてもらった授業でした。このような授業ができるよう頑張りたいと思います。
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流行語大賞にもなった「ゲゲゲ女房」などを見ていると、原稿が書けずに編集長からどやされる漫画家はよくいるようですが、ちゃんと原稿があがっているのに記載が遅れる編集長はあまり聞きません。申し訳ありませんでした。(‘_’)
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《平成22年度 生徒募集行事》
本年度最後の学校説明会 いよいよ明日です!!
第5回学校説明会 12月11日(土) 10:00~11:30
予約不要。ぜひご来校ください。
★入学願書を無料配布いたします。
★「入試会場のご案内」…本校、所沢、大宮の昨年の入試の様子を、スライドで解説しらながらご覧いただきます。
★「入試一言アドバイス」…入試を1カ月後にひかえ、最後に何をしたらいいのかを、教科担当ごとに解説します。昨年の入試問題を実際に解いてみて、アドバイスします。
詳細は本校ホームページでお知らせしております。
http://www.saitamaheisei.ed.jp/htdocs/jh/shjh-index.htm
をご覧下さい。
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《編集後記》
今日は期末考査の最終日で、やっと生徒も試験勉強から解放されます。(笑)しかし、来週も授業はちゃんとありますし、教科によっては補習も用意されています。試験の結果が悪かった者は再試験もあります。なかなか終わらないんですね、これが・・・。
でも、部活がやりたくてウズウズしていた生徒も沢山いることと思います。思いっきり体を動かして、鈍った感覚を早く元に戻してほしいです。運動部は冬休みも練習や練習試合でいっぱいのようです。楽しみですね。
今年もあと3週間。この3週間がしんどい!そしてあっという間に終わるのが、ここ数年の私の生活です。がんばります。受験生の皆さん、これからですよ!一緒にがんばりましょう!
ではまた次回、お会いいたしましょう! お元気で。
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http://www.saitamaheisei.ed.jp/htdocs/jh/shjh-index.htm
発行責任者 学 校 長 山口 徹也
編 集 入試広報部 野尻 忍
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