埼玉平成高校では、例年10月に修学旅行を行っていますが、
今年度はコロナ禍に鑑みて時期を3月にずらし、沖縄を目的地として実施しました。
3泊4日の行程を通じて、沖縄戦について学び、平和の大切さについて真摯に考えることや、
琉球王朝時代から育まれた特有の文化や歴史を知ること、
そして自然の豊かさを肌で感じることなどを目的とした沖縄修学旅行でしたが、
一日ずつその様子をお伝えしていきます。
初日は、直接羽田空港に集合でした。
飛行機に乗り慣れていない生徒もおり、緊張感を保ったままの出発でしたが、
その後の平和学習の内容を考えれば、良い雰囲気をつくれたのではないかと思います。
那覇空港に無事到着した後、ガイドさんの説明を聴きながら、
沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ記念碑「平和の礎」があることで知られる
平和祈念公園へと向かいました。非常に風光明媚な場所ですが、それ以上に、
生徒が石碑の意味合いを知り、ここへ来た意義を真摯に受け止めている姿が印象的でした。
その後に訪れたひめゆり資料館でも、生徒たちは厳かな雰囲気の中、
資料や展示品に熱心に見入っていました。
戦争がどれほど悲惨なものか、より深いレベルで学んだ生徒たちは、
夜にホテルで行われた平和学習の時間でも、熱心に課題に取り組んでいました。